マレーシア移住を延期しました

現状を踏まえ致し方ないのですが、決意に至るまでの経緯について「移住」を検討している方に共有できればと思いました。

私の場合は今話題になっているコロナによるロックダウンが、私にとって良い意味で移住延期を決断させてくれました。


なんでマレーシアに移住したいと思ったのか

・旅行してマレーシアを気に入った

(南国、食が合う、人の気質、信頼できる人がいる・いた)

・子育て環境に良いと感じた

・子どもの教育の選択肢の多さ

(インターに入れたいのは親の願望であって、将来的に子どもの意思を優先したい)

・日本より安い物価

・多様な文化、民族性

みんなそう思いますよね!w


あと何より大きいのはローカルの友人の存在。

飛行機で隣になったマレー人の友人とは今でもよくコンタクトを取り、色々相談したりシェアしてきました。

マレーの方は優しいから他の友人ともそれ以上に深い友情なんだろうな、なんて少し寂しいような片想い中の女子高生みたいなことも考えたりしますが。


移住の相談をした時から彼女(仮にソフィーと呼びます)には口酸っぱく言われていたことがあります。

それは

①子どもが小さすぎる

②家族全員での移住でないなんてあり得ない(※我が家の事情は後述)

③移住者である限り国民ではない、つまり政府はナミエのsafetyを保証しない

④治安について軽視しすぎている

⑤なんで移住なの?

まぁ大きく5つ、突っ込まれまくっていました。


我が家の現状

①②に関係しますが、子どもは2017年と2019年生まれ。

ソフィーに出会った当初は私は第二子を妊娠中でした。

私はとにかく思い立ったらすぐ行動派で、スタートダッシュを切って傷だらけで軌道修正しながら生きているタイプなので「移住したい!いつするの?今でしょ」という感じで前のめりでした。

子どもにマレーシアという環境が異国の地ではなく、一つの居場所として認識してもらうためにも早く行きたい、そう思ったのです。

でもソフィーには

・ヘルパーが日本人のように気配りができて仕事をこなすなんて思わないで

・万が一の大病があったらどうするの?

・誘拐について考えたことある?

と言われていました。

そう、私は乳児を抱えての移住を検討していたので、住み込みヘルパーを雇うつもりでいました。

そしてソフィーも住み込みヘルパーを雇っていて日常の過ごし方をよく聞いていたので、なんら難しいことに感じなかった。

でも実際のヘルパー事情って大変なんですよね。

これは本当に考えが甘かった。

病気についてですが、視察旅行に2019年末~2020.1でKL滞在した際に、子どもがまさかの大病で(しかも元旦に!)紹介状というリレーで病院4つにかかり、挙句5日間の入院を迫られとても怖い目を見ました。

ソフィーのアドバイスが視察旅行の段階で本当に良かった。

でも私は子どもの大病を経験して、子どもの健康・safetyを守る重要性を再認識というより、やっと気付けたなと思いました。

保険は皆さん入った方がいいですよ!!!

緊急事態に「いくらかかる?払える?」なんて心配までしていられない。

そして緊急事態なのに命・健康とお金を同じ天秤にかけたくない。

毎回加入していますが今回は本当に有難みを感じました。

ソフィーの言う「③移住者である限り国民ではない、つまり政府はナミエのsafetyを保証しない」この言葉を思い出した瞬間です。

政府まではいかずとも、自分の身は自分で守る、その責任の大きさと覚悟が本当にあるのかなと考えました。特に子どもの身を、健康を守れるのかなと。

そして「④治安について軽視しすぎている」ソフィーの一番心配する誘拐について。

ボンビーガールで紹介されたエリアについての現地情報、KL駐在経験のある知人の話、ソフィーからシェアされる怖いニュースを聞くと他人事では済まされないなと、改めて思いました。

現地に住んでいる方々は色々気を付けていますよね。

本当に平和ボケと言いますか、安全な国で生まれ育ったことに感謝。

少し話が戻りますが、夫は当時欧州に留学中でした。

第二子が生まれてすぐ経ってしまったので、色々喧嘩をしたりとありましたが、全て物事はタイミングではないかと。

私も夫もウルトラスーパードメスティックファイヤーな環境で育ち、所属企業もウルトラスーパードメスティックファイヤージャパンです。

でもその環境にいながら欧州留学の切符を手に入れた夫、これはパートナーとして背中を押してあげないとなと。

内心「今かよ!親を名乗る権利ないわ!」ともっとひどいことを考えましたし、言葉にしてぶつけましたが、まぁタイミング、しゃーなし。

ということで「女一人で乳幼児2人抱えて暮らしている日本人なんて絶好のカモよ!」とまでソフィーに言われたりしていました。

母子留学されている方もいますし、もともと母子で生活している方もいらっしゃるのでなんら違和感はなかったのですが、やはり視察旅行時に夫が合流して男手あると違うなーと思ってしまいました。

そして視察旅行後

子どもの大病を経験し、今度は私自身体調不良に。

夫不在で義実家と実家での生活によるストレス、第二子の夜泣き、日中の仕事量の増加、色々重なっての結果ですが体重激減、貧血、喘息等々と不具合が出始めました。

あーこれ、移住とか言ってられないなって思ったんですよね。

でも周りに移住宣言したし、移住の相談も色々な方に乗ってもらったしと思うと移住延期なんてかっこ悪いと思ってしまいました。

結局諦めたのかってかんじだよなーなんて。

そんなこんなで悶々としていたら、コロナによる社会環境の変化がどっと押し寄せてきて、欧州にいた夫も前倒して帰国。

今やこんな状況で移住はおろか、旅行も行けない状況ですよね。

延期を決断できなかった私を皮肉にも「コロナ」が無理くり背中を押してくれたかんじです。

本当全てはタイミングだよなー

(未来が決まっていて今や過去があるという考え方、結構気に入っています。)

この先どうなるか分かりませんが、落ち着いてきたタイミングで移住計画を実行したいと思います。

とりとめもない個人的な背景ですが、やっと延期の決意がつきました。遅っ

ということで、移住検討組の皆さん、時がくるのを待ちましょう!

現地にいる皆さん、これからも相談させて下さいね。

30代ワーママがマレーシア移住するまで

1歳,4歳の子ども達の教育に思うことがあり、2024年に家族でマレーシア移住を決意しました。 今までのキャリア:総合商社→インテリアデザイン→フリーランス→ITスタートップ2社→週3日系×週2外資→総合商社営業 スピード勝負・成果主義の世界からTHE日本企業での営業へ。移住に向けて仕事どうしよう。 夫は目下、大手日本企業からエンジニア転職をはかり勉強の日々。